サプリとは栄養補助食品の「保健機能食品」全般を指す言葉です。
分類として「食品」であり薬ではありません。
このページでは、サプリメントの正しい飲みかたと見分け方, 選び方を書いています。
保健機能食品とは
保健機能食品とは、健康維持・増進に関する機能を食品のパッケージに表示できる国の制度のことです。
「栄養機能食品」、「特定保健用食品」、「機能性表示食品」の3種類があります。
国内商品なのに、国に届け出ていない商品、そもそもエビデンスがなく届けでることができない商品に注意しましょう。
成分表示さえ詳細明記してない商品は避けましょう。
海外商品の場合、アメリカなら米国食品医薬品庁(FDA)に認められたものかどうかを確認しましょう。
なお、サプリのそばに「医薬2類」のほぼ同じ見た目の物が置かれていることがあります。
これはその名の通り「医薬品」であり、その病気の人が飲むためのものです。健康な状態の人が選ぶべき商品ではありません。米国FDAはNMNをサプリでなく薬として審査を厳格化しようとしています。
パッケージをしっかり見ることが大事です。
保健機能食品の正しい利用方法
保健機能食品を正しく利用するためには、表示を確認し、自分の体質や目的に合ったものを選びましょう。
また、サプリを摂取するだけでなく、日常の食事や運動などの生活習慣も大切です。
サプリには大きく分けて、水溶性と油溶性の2種類があります。
油溶性は食後、水に溶けてすぐ流れ出しやすい水溶性はそれ以外に取ることが効果的です。
マルチビタミン・ミネラルは中に混在していて飲み分けできないのでパッケージ記載の方法で取ります。
鉄分はお茶やコーヒーと反応してしまうのでサプリは水で飲むようにしましょう。
保健機能食品に関する表示制度
保健機能食品に関する表示制度は、消費者が栄養や保健機能に関する情報を正しく理解して、適切な選択ができるようにするための国の制度です。
届け出認可と表示制度で制限を設けてあり、基準を満たした商品として誇れる商品です。
日本の商品であるにも関わらず国に届け出していないサプリは、機能を証明できないか、栄養成分を明記できないレベルの商品ということです。
ときどき、「経費節減のため」と言い訳する会社がありますが、それが内容を明記できない理由になりません。
医師や専門家推薦とうたうことが、機能を届け出すること表示することの代わりになりません。
保健機能食品の注意点
保健機能食品の注意点は、適量を超えて摂取してもより健康になることありません。
目安量を守りましょう。
長期保存はききません。一度開けたパッケージからは徐々に成分が抜けてしまいます。
冷蔵庫の保管は最悪です。水分のせいで劣化します。
30日ぶん程度のパッケージを使いきっていくのが効果的です。
新しいサプリを試すときは1種類ずつ2か月継続した試します。そうしないとどれで効果が出たのかわかりません。また効果が出るのに2か月から3か月かかるのがサプリです。薬のような速効性はありません。